六文儀姉妹の日記。[8月]
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8/3 瞬く時の流れ
せつな=六文儀 | ||
なゆた=六文儀 | ||
なつめ=六文儀 |
「さてさて、そろそろ移住から2ヶ月が過ぎたね〜〜」
「予想通り物価が色々さがってきたわね・・・んーもうちょっとアイテム類を現金化しとくんだったかな
」
「あら、予想してたんなら現金化してたんじゃないの?」
「いや、移住前に予想はしてたんだけど・・・・・・その予想してたコトを忘れてたというか・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・おねーちゃん」
「いいのよっ! 成功より失敗したほうが人は賢くなれるんだからっ!」
「いや、そうかもしれないけど・・・致命的な失敗ってのは人生に多大な影響を与えると思うんだけど」
「ま、まあお金はなくてもみんな順調に成長してるようだしっ」
「そうだね〜、私も早くも62。おねーちゃん達が69と75だもんねー」。
「そうよ、そうそう・・・Lvといえばあの子も転職したのよ」
「あのこ・・・ってもしかして」
「ふれあちゃん?」
「そうそう。昨日、手紙がきててね。。。(ゴソゴソ)えっとねー。拝啓、御姉さま方。いかがお過ごしでしょうか・・・」
8/4 拝啓、御姉さま方。
拝啓 御姉さま方。
強い日差しが大地を照らし暑い日が続いていますが、おかわりございませんでしょうか。
私は元気です。長い間、手紙もかかず申し訳ありません。
御姉さま方の反対を押し切り、別の地で冒険者としてのスタートを切った私です。
せめて一人前になってから連絡をと思い、ここまでご無沙汰してしまいました。
まだまだ御姉さま方には遠く及びませんが、2次職になったことだけでもお知らせをと思いこうして筆をとりました。
とことことこ・・・・・こそっ。ジーーーーー
「あらあら、ふれあちゃんたらお姉さんにお手紙なのに、ずいぶん堅苦しくかいてるのね。
ここは一つ私が一肌脱いで、お姉さんたちにふれあちゃんの冒険の軌跡を伝えなくちゃっ!
確か・・・ふれあちゃんの日記帳がこのへんに。あったあった、これを手紙にはさんでおきましょう。
うふふ・・・私ってなーんて気が利くのかしらっ」
|
「なにやってるんです、ななみ」
「ギクゥっ! あ、あら。だれかと思えばふれあちゃ〜ん」
「あの・・・それは私の手紙ではありませんか?」
「いいえ、この世の全ては神のつくりたもうたものっ! ゆえにふれあちゃんの手紙のふれあちゃんのものではなかったりっ」
「いえ、間違いなく私のものです」
「むむむ、宗教家に負けず劣らずのその頑固な話術・さすがふれあちゃん、でぃあーふれんどよっ」
「意味がわかりません。まったく、勝手に手紙をもちだして・・・」
「ふふふ、ふれあちゃんは家族思いのいい子だけど・・・その手紙じゃダメよ、お姉さんたちは安心しないわ」
「な、なぜですかっ」
「だって堅苦しい文章だけでSSの1つもないじゃないの。だから近況が伝わるように日記を同封しようと思ったわ・け」
「個人的な日記なんか遅れませんっ」
「わかってな〜い。そういった飾らないものの方が安心するんじゃない」
「そ、そういうものですか・・・?」
「そうに決まってるわ。というわけで日記は同封決定ね」
「・・・わかりました。それで御姉さま方が安心なさるのなら・・・」
「ついでにウンバラツアーのSSがけっこうあったじゃない。あれもたくさん送るとなお良いかも☆」
「わ、わかりました」
転職の同日。
ふれあちゃんはとあるイベントに参加してきました。
行き先はウンバラD。
参加者が14名の為、2PTを編成していざしゅっぱ〜つ。
眺めのいい場所で記念撮影。
沸きもそれほど激しくなく、加えてWIZ多数の大火力のためいい感じだったみたい。
ダンジョン内をあちこち探索してたんだね〜。
これは・・・さすがに無理だよね。
場所は中央部の隔離地帯・・・30前後のMHだね。
一時清算して雪辱戦に向かうことに。
1つだけでたエル原石は一番倒れた回数の多かったふれあちゃんが『勇者』の称号照合とともにGET
そして雪辱戦。2度ほど全滅して、金剛モンクさんなら耐えられることが分かって、
突入部隊を分けて進撃することになった模様。
作戦タイム。
そして殲滅〜
「こんな感じかな?」
「なにか一番倒れたとか不本意な事も書かれてるみたいですが・・・」
「それもご愛嬌よ。まったく無事でいられるわけもなく、第一打たれ弱いってのはそれはそれで心配なものよ。」
「そ、そうなのですか・・・?」
「というわけでこれらをつめて送信〜・・・これでお姉さんたちもばっちり安心〜」
「御姉さま方が安心・・御姉さま方が安心・・・」
「でもホントはこまめに連絡取ってあげるほうがいいとおもうよ〜?」
「そうですね・・・」
「あ、そいえばお姉さんの1人プリだったよね。こんどスキル振りとか聞いておいてよ」
「それなら直接聞いたほうが早いのでは?」
「あ、直接聞いてもいいんだ。んーふれあちゃんとの今後のこともお話したいしいいかも」
「今後のこと?」
「いやまあ、ほらね。・・・きゃっ」
「・・・やっぱり私が聞いておきます」
8/21 夏ですから・・・
せつな=六文儀 | ||
なつめ=六文儀 |
「人には決断をしなければならない時があるのよっ!」
「な、なによ、なつめ姉・・・やぶからぼうに。」
「例えば前衛が囲まれているとき、ヒールするかキリエ張るか。
その一瞬の判断が生死を左右するし、前衛を見捨ててWIZにサフラかけて殲滅するような非常な決断だってせまられるわけよっ!」
「なつめ姉はよくサフラのディレイでWIZさん殺しかけてるけどね・・・」
「いや、だって自分が可愛いし」
「鬼かっあんたは!?」
「やーねー、冗談よ、じょ・う・だ・ん」
「目が真剣だったけどね・・・。で、結局なにが言いたかったの?」
「今月上旬にやってた“”ミッドガルド・夏の祭典”に参加してきたんだけどね」
「そういえば公式イベントがあったんだ。どうだったの?」
「んー初めてイベント用MAPに入ったんだけど音楽が派手で良かったかな。名前付けるなら“最終決戦=VS魔王のテーマ=”みたいな感じで」
「いや、意味わかんないし」
「まあ臨場感ある曲だったってコト。イベント自体はGMと一緒にゲームをして遊ぼうみたいなノリでね、ゲームに参加できるのがGMがだしたポタにのれた先着8人・・・まあ、MAPに来た全員がゲームに参加できないって意味では微妙なイベントだったんだけど」
「あ〜せっかくイベント会場きて参加できないんじゃあね〜」
「よねー。で8人1チームで、チームごとに対戦だったんだけど・・・GMに指名されて
リーダーになった人が優柔不断で・・・GMにカウントとられる羽目になるは、あげくに決定権を他の人に任せるわで・・・・・・もー私としてはけっこうイライラが募ったのよっ!」
「そ、それはお気の毒としか言い様がないね・・・」
「あとはあれよね、落ち着きがない人とか、禁止されてるスキルを使う人とか・・・」
「んーまあ夏だしね〜」
「夏なのよねー、変な人や困った人が増えてるの見るとつくづく思うわー。せめてこういう時期でも強権GMとか出てくれないかしら」
「強権GM?」
「普段みたいに口頭で注意して、どうしても聞かない人に措置与えるんじゃなくて、独断でじゃんじゃんペナルティ与えていけるやつ。アカウントロックみたいな過激なペナルティじゃなくても100Kz没収とか、経験地1%ダウンとか」
「そ、それはそれで別な問題が発生しそうな気がするんだけど・・・」
「いーのよ、夏が終わったらそのGMをクビにしてウヤムヤにすれば」
「それって全然解決になってないし!?」
8/24 さらさらSara日記
ふれあ=六文儀 | ||
ナナミ |
7月×日 晴れ。 |
ふれあ「ななみ・・・」
ななみ「げ。・・・ふ、ふれあちゃんお帰り〜〜」
ふれあ「・・・何度も言いたくはないのですが、ななみ。勝手に人の日記を読まないように」
ななみ「人を造りたもうたのが神ならば、人の創造物はつまり全てが神のもの−ー。
ふれあちゃん、そんな小さなことにこだわるのは神の信徒のすることではないわっ」
ふれあ「・・・・・・」
ななみ「ゴメンナサイ、私ガ悪カッタデス;」
ふれあ「・・・わかればいいです」
ななみ「それはともかくとして、先日ふれあちゃんの代わりに参加したイベントのSSができのよ〜」
ななみ「まずは集合風景。参加人数少な目かな?って感じがしたけど、最終的には13名に」
ふれあ「前回とほぼ同じ参加者数ね」
ななみ「狩場はSD。1Fから集団で4,5Fまでどんどん進撃〜」
ふれあ「私の時も感じたけど、この人数いるととにかく殲滅力が圧倒的なんですよね」
ふれあ「死体が!」
ななみ「あー、これは5Fでファラオに遭遇した時ね」
ななみ「阿修羅で6ケタダメージ・・・どんなステータスなのか気になるよねっ」
ふれあ「すごいですね。。。」
ななみ「そろそろお開き〜というところでまたも出現ファラオ様。
場所が行き止まりの狭い場所だったので大惨事に」
ふれあ「SSで生きてる2人しかいないんですが・・・」
ななみ「清算風景。でたレアは欲しい理由が一番面白かった方に贈呈っ」
ふれあ「ななみはなにかもらったんですか?」
ななみ「母の敵討ちようにsスチレーー」
ふれあ「・・・・・・敵討ち?」
ななみ「とまあ、そんな感じで一度も死なずに帰還しました〜」
ふれあ「あれ、ファラオからは逃げれたのですか?」
ななみ「なんとか、ね。WIZさんが追いかけられてたのでその隙に・・・」
ふれあ「・・・・・・」
ななみ「そうそう、ちゃんとお姉さん方にも最近のふれあちゃんの様子は伝えておいたから♪」
ふれあ「!? ・・・ま、まさかまた日記を!」
ななみ「いや〜ん、なんでそんな怖い顔するのかな・・・」
ふれあ「するに決まってますっ!」
ななみ「これでもふれあちゃんの事心配してるのよ〜」
ふれあ「だからって人の持ち物を勝手に送っていいわけありませんっ」
ななみ「も〜ワガママなんだから」
ふれあ「どっちがですかっ!」
ななみ「もしかして、ふれあちゃんって・・・」
ふれあ「なんですか」
ななみ「日記とか人に見られたくなかったりした?」
ふれあ「あたりまえでしょうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
8/29 お金もうけをしよう!
ふれあ=六文儀 | ||
ななみ | ||
のえる |
のえる「やっぱり世の中お金よね!」
ふれあ「・・・そう断言されるのもどうかとおもいますけれども」
のえる「んーそうね、人脈や経験、権力なんかもかなりいーけど、一番てっとりばやくしかも即物的に使えるっていったらやっぱりお金になるのよね」
ふれあ「・・・・・・」
のえる「その証拠がこれよっ」
ふれあ「アイスツーハンドアックス! 貧困のそこにある私たちの財政事情でははるか高みにある高級品をいつの間に!?」
のえる「ふっふっふ〜、Lv39から全然あがってないからってサボってる訳じゃないのよ♪ ズバリ商売は需要と供給のバランス!」
ふれあ「なるほど・・・露天ですか」
のえる「そうよっ! 火矢銀矢HSP・・・これだけのアイテムしか扱わなくたって、地道に稼げはお金はたまるっ!」
ふれあ「努力のたまものですね」
のえる「・・・ふふふ、何度ふれあちゃんがギルドの人から借りた装備に手をつけようと思ったことか」
ふれあ「そんなことしようとしてたんですかっ!?」
のえる「や〜ね〜、思った、だ、け、よ」
ふれあ「・・・・・・」
のえる「仕方ないのよ、女の子は心に天使と悪魔をテイミングしてるんだからっ」
ふれあ「たぶん、のえるの中には悪魔が2匹かと」
のえる「デビルチ好きだし、それでもオッケー!」
ふれあ「・・・まあ財政が潤うのは良いことですが」
のえる「そうね〜装備が充実するとしないとでは違うしね〜。まあ一攫千金はできないけど、サラ組は地道にこれがらもがんばりま〜す」
ふれあ「今回はきれいにまとめましたね」