刹那


<ルートモデル>
2:世界→3:言葉→4:世界「刹那」

<ストーリー>

距離が狭まっていく二人。
けれどキスをしようとする誠に、言葉は拒絶反応を起こす。



翌日、言葉の家をたずねる誠。
一家総出で迎えられ、緊張する誠。
あわや初キスというところで言葉の妹、心(ココロ)乱入。
帰り道、言葉は勇気をふりしぼって頬にキスをする。



刹那、転校することを世界に告げる。
必死に引きとめようとも刹那は首を横にふる。

三組では学祭の実行委員が入院するというハプニングがおきる。
代理に実行委員になる誠。
刹那と共に委員会に参加。

学校帰り、電車の中で言葉の胸を揉んでしまう。
翌朝、誠をさける言葉は手を握った誠を反射的にひっぱたいてしまう。

連日続く実行委員会。
一緒にプリントの仕分け作業をしようと誘う言葉に、対抗するかのようにポスター作成を支持する刹那。
迷いながらも刹那を手伝う誠。



落ち込む誠を心配する刹那。
委員会後の教室で、誠は刹那に言葉と付き合っている事を打ち明ける。
「世界に言われて言葉とつきあってみたけど、ギクシャクするばかりで
上手くいかなくて・・・もう俺、誰が好きとかもう分からないんだよ」

落ち込む誠を心配する刹那。
委員会後の教室で、誠は刹那に言葉と付き合っている事を打ち明ける。
「世界に言われて言葉とつきあってみたけど、ギクシャクするばかりで
上手くいかなくて・・・もう俺、誰が好きとかもう分からないんだよ」

嗚咽する誠をそっと抱きしめる刹那。


夜、仲直りの電話をする言葉。
しかし誠は出ないまま夜は更けていく。

そして刹那。
夜のホームで昔に思いをはせる。

クラス委員を決めるとき、投票してくれた誠。
世界がとってきたメールの写真。



席替えで誠と隣の席になった刹那。
それを交換するように頼んだ世界。
そして隣同士になった世界と誠。

学園祭当日。
学校を休むという世界。

「学園祭。今日だけ、私の好きにしていい? 
たぶん、これが最後の機会だから。あきらめたつもりだったけど、だけど、私もずっと――好きだったから」



3組。喫茶店は大忙し。
一緒に休憩に行くことになった刹那と誠。
食事をする場所を探す二人のまえに言葉が。
「誠君・・・あの」





全身でそれを阻止する刹那。
言葉はそのまま去っていってしまう。

文化祭終わって。
クラスで恭介と二人。
そこに光が現れ、恭介を後夜祭にさそっていく。
「伊藤は残って。刹那がまってろって」

刹那をまつ誠は、まどろみの中で昔の夢を見る。
入学式の日。



男子にからかわれて泣いていた刹那。





「好きなの。伊藤のことが好き」
そして口付けを交わす二人。



「私は絶対忘れないから・・・最高の思い出にするから。伊藤は忘れて。私が好きだったこと。全部忘れて。そして世界を大切にしてあげて」



「約束・・・して。約束してくれたら安心して行けるから。転校するの。だから・・・お願い」
「もう1つだけお願いしていい? 心の奥にしまって、尾も出さないようにするから。だから、これは最後の思い出。・・・だいすきだった、思い出」
最後に重なる二人の唇。